毎日のように足を運んだ紅葉の名所も、そろそろ終盤を迎えつつあります。
鮮やかだった木々の葉も、風に舞い、地に還る準備を始めました。
そんな中、ふと目を向けた身近な風景にも、晩秋の趣が静かに広がっていました。
華やかさは控えめながら、葉の傷みや色褪せに、季節の移ろいと命の営みが刻まれているように感じます。
今日は、遠出ではなく、身近な場所で出会った「過ぎゆく秋」の風情を、写真に収めてきました。
虫食いの葉、透ける光、風に揺れる草…どれも、秋の終わりを告げる静かな語り部のようでした。
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赤と橙の葉が黒背景に浮かぶ一枚
虫食いの跡がレースのように広がる葉。傷みの中に美しさの晩秋ならではの表情。
「朝の空気に冬の気配が混じり始め、木々の葉も静かに別れを告げています。」

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透ける葉脈と柔らかな光の一枚
光に透ける葉の繊細さ。朽ちゆく中にも、最後の輝きを放つ姿に心を奪われました。

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穴だらけの紅葉が並ぶ構図
葉の命が尽きる直前、虫たちとの共演がつくりだした造形美。自然の営みを感じるひとときです。
「この葉を見つけた瞬間、虫食いの模様がまるで自然が描いたレースのように感じられました。」

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中央の赤葉が際立つ構図
虫食いの痕跡が物語る時間の流れ。近くの枯れ草とともに、秋の終章を静かに伝えているようでした。

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山と家並みを背景にした紅葉風景
人の暮らしと自然が寄り添う風景。葉が落ちる前の一瞬、山の緑と空の青が調和する景色です。

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風に揺れるススキの幻想的な一枚
霧に包まれたような背景に、光を受けて揺れるススキ。晩秋の静けさと儚さが漂います。

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「紅葉の盛りを過ぎても、自然は語りかけてくれます。
虫食いの葉、揺れる草、遠くの山の静けさ…それぞれが秋の終わりを教えてくれるようでした。
皆さんも、過ぎゆく季節の声に耳を澄ませてみませんか」