昨日は、清涼な空気に包まれながら、久しぶりに野道を歩いてきました。
心地よい秋のそよ風が頬を撫で、季節の移ろいを肌で感じるひととき。
道端にしゃがみ込んで秋の野草をじっくり観察していると、名前も知らない草花たちが次々と目に飛び込んできました。
そのひとつひとつが、語りかけてくるようで、自然との静かな対話が始まったような気がしました。
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まず目についたのはこの花でした。
たしか「マルバルコソウ」という蔓性の植物です。
細長く伸びる緑の葉の間から、鮮やかな赤い花がふたつ、そっと顔をのぞかせている。
写真は、背景を淡いパステル調でぼかし、夢の中の風景のような柔らかさで撮りました。
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花はラッパのような形をしており、先端に向かって優雅に広がる花弁が、
まるで風に揺れるドレスの裾のように見える。
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中心には白い雄しべが一本、静かに立ち上がり、花の命の鼓動を感じさせる。
ここの花の直径は約1センチほどです。
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赤と緑のコントラストが鮮やかで、自然の中にある小さなドラマをそっと切り取ったような一枚。
他の野草との絡みが面白い。
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名も知らない野草です。
長く伸びる茎の先端に穂のような葉の塊があり、ごく小さな薄紫の花を付けていました。
花の大きさは3ミリ程でした。
もし知っている方がおられましたら是非教えてください。
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儚い花ですね。今度は真上から撮ってみました。
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この野道散歩はまだ続きがあります。