7月2日、午後5時を少し過ぎた頃。
庭で咲き始めた花々を撮影していた私は、ふとその背景に空を加えてみようと思い、カメラの角度を変えました。

すると、西の空には傾き始めた太陽があり、雲の縁を黄金色に染めながら、静かに姿を見せています。
その光景に心を奪われ、花の撮影をいったん止めて、空と雲、そして太陽が作る変化の寸劇を眺めることにしました。

雲の中に隠れていた太陽は、やがて少しずつその輪郭を現し、しばらくの間、天を舞うように輝きながら、とうとうその姿を露わにしました。

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プロローグ(17:15)
ほのかな光が雲の奥から顔を覗かせる。

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(17:15)
雲の縁が輝き、太陽の姿がそこにあることを知らせています。

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(17:16)
陽光が徐々に雲間を突き抜け、姿を現しはじめました。

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(17:16)
雲のかたちが太陽の光に縁取られ、空に筆を走らせるように見えます。

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(17:17)
太陽の輪郭がくっきりと現れ始めました。
雲はその周囲でやわらかく流れています。

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クライマックス(17:18)
太陽が堂々と姿を現し、空を照らす中心となりました。

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(17:21)
雲の形は崩れ太陽は再び雲の中に。
光は雲に反射しながら、空全体を柔らかく染めていきます。

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エピローグ(17:22)
その輝きに満ちた瞬間が、やがて穏やかな余韻に包まれました。

このあと周りの花の撮影をしてしたら突然雷鳴が轟き始め大粒の雨が顔に当たりました。
慌てて部屋に入り暫くすると正に『夏の嵐』。
強風と雷にバケツをひっくり返したような雨が1時間ほど続きました。