歩くことも日課のひとつとなっていますが、暑くなるにつれて歩く距離も自然と短くなりがちです。
最近は、朝早くか夕暮れ時に出かけることが増えています。
先日、まだ暑さが控えめだった日に、いつもと違う街中のコースを歩いてみました。
普段から見慣れた景色ですが、歩いていると、意外な発見もあってそれなりに楽しいものでした。
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町内を流れる小川のそばにある花壇の一角で、ピンク色の薔薇が2輪ほど咲いていました。
何も色のない景色の中で、風に揺れるその姿は実に優雅で印象的です。

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下の小川の上まで伸びた枝先にだけ光が当たった薔薇の一輪。
その光景は美しさと風情に満ち、思わず見入ってしまうほどでした。

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その小川はこんな路地裏を流れています。
路地裏の川と言えば汚れたイメージを持つ方もいるでしょうが、生活排水などはいっさい流れておらず、きれいな水のまま琵琶湖へと注ぎ込んでいます。
比叡山から流れ込む清らかな水がもたらす恩恵ですね。

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こんな花も見つけました。この赤と白の組み合わせが特徴的な花はチェリーセージです。

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こちらはムラサキツユクサでしょうか。独特の色合いが目を引きます。

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各家々の方達も玄関先などにこのように花を咲かせ、潤いのある生活を楽しんでおられる事が判ります。

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かつて坂本城の二の丸付近だったとされるこの場所。
外堀が埋め立てられて、豊臣秀吉の時代には西近江路となり、旧国道161号線、その後市道へと変化を重ねてきた歴史のある町並みです。
各家々は殆どが数百年以上続いているようです。

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お寺の入り口も時の流れとともに変貌を遂げ、
新旧のコラボレーションが独特な風景を創り出しています。
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この日は短い時間の散歩でした
日々見慣れた風景にも、目を向ければ新たな発見が待っています。