琵琶湖の東岸、草津市立「みずの森公園」は、この季節、蓮や睡蓮の花々で賑わっています。
広大な池に浮かぶ、色鮮やかな花々の姿は、まるで絵画のような美しさです。
澄んだ空気の中、蓮の花びらからこぼれる水滴や睡蓮の華やかな彩りが、心を打つ特別なひとときをもたらしてくれます。
『みずの森』の一回目はまずその情景を中心とした写真です。

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公園に入った所です。
奥の建物は、この「みずの森公園」のシンボルでもある「ロータス館」です。
この中には日本で唯一「花の咲く沙羅双樹」の木があることで有名です。
(現在日本で沙羅双樹とされているのはナツツバキの花で本当の沙羅ではありません)

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さて、みずの森へ進むことにします。

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先ず目に飛び込んでくるのが、モネの睡蓮をイメージした池です。
写真はその一部を切り取ったものですが、
色とりどりの睡蓮が水に浮かぶ姿はまさに「みずの森」そのものです。

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葉の形も花後に花托(カタク・カショウ)があるところを見ると蓮の花
ですね。
どうやら睡蓮の中に蓮も混ざっているようでした。

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手前のピンクは「睡蓮」で奥の白いのは「蓮」かな?
いや葉の形から見ると全て睡蓮です。

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真っ白な睡蓮、エキゾチックです。

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背丈が伸びているところや葉の形を見れば「蓮」でしょうね。

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水面にレフレクションする睡蓮

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10年ほど前まではこの公園に続く、琵琶湖の入り江にも沢山の睡蓮や蓮が咲いていましたが、琵琶湖の水質改善などで近年は完全に姿を消してしまいました。

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早朝に花が開くときを見るため湖岸の駐車場には多くの人で賑わっていました。

花が開くとき「ポンッ」という音がする!?
"花が開くとき「ポンッ」という音がする"、とよく耳にしますが、これは俗説の様で実際には音はしないとのことです。