紅葉の始まった大賑わいの【勝尾寺】へ立ち寄りました。
勝尾寺は、大阪府箕面市に位置する真言宗の古刹で、1300年の歴史を持つことで知られています。清和天皇が祈祷し病を克服した伝説から、かつては『王に勝る』として『勝王寺』と呼ばれたこともあったとか。そんなことから『勝運の寺』としても親しまれ、多くの武家が戦勝祈願に訪れたと云われています。
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入り口となっている売店・休憩処となっている所で参拝券(500円)を購入して、この山門を通り、前庭園となっている所に入りました。

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【お清め橋】
池には何処からか幻想的な霧が漂わせてあり、まるで雲海のうえを歩いている様な雰囲気と美しさに感動しました。

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今日から交通規制が始まり駐車所は完全予約制で、我々の乗った観光バスですら駐車は出来ず、下車後にバスは付近の山道を空のバスを走らせ時間潰しをすることになります。

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橋の左側には噴水が吹きあがって和ませてくれます。
境内の至る所に祈願を込めた達磨がおかれていました。

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そして、池の奥には水を守る神の弁財天社があり、噴水の水音と共に不思議な雰囲気を作り出しています。

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橋の欄干にも、人々の願いを込めた達磨さんが置かれていますが、我欲のための願いは聞き入れられないとか・・・。

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弁財天社に近付きました。

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それにしても参拝客の多さは想像以上
日本人はともかく、外国人の多さには驚くばかりです。
こんなモデル撮影風に撮影を楽しむ人達もかなり多く、もはや参拝ではなく完全な観光地となってしまっています。

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鳥居の上にも賽銭箱の上にも、ところ狭しと達磨さんが置かれてあり勝尾寺の風物のひとつとなっている様です。

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池の周りを歩き先ほど渡った『お清め橋』の向かい側にやって来ました。
山間の日没は早く、まだ3時半頃なのにもう沈み始めた夕陽が輝いています。

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左の山門から伸びる「お清め橋」と噴水です。

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ぐるっと一周して来て入り口にある売店の付近に着きました。

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達磨さん、ひとりで何を見て、何を思い、何かに睨みをきかせている様な姿です。

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いえ、独りだけではありません。
人々の願いを込めて置かれた達磨がこんなにたくさん置かれています。

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売店で土産を買い求めて、レジ横にクリスタルの達磨さんが目に付きました。
売られている商品らしい。

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ある招待で参加したイベントの帰り道に立ち寄ったため、時間的な余裕がなく八万坪に及ぶ広い境内のほんの一部①~⑦だけを散策したに過ぎません。

ただ、今日歩いた付近はあまりにも観光地化してしまっていて、単なる物見雄山な参拝客が多く少し違和感を感じてしまいました。

更に奥に進み本来の参拝が出来る
『古刹としての魅力が残ると思われる本堂までを歩いてみたい。』
そう思わせる魅力いっぱいの勝尾寺でした。
この勝尾寺、秋には、標高400mの地点にあるため寒暖差が大きく、鮮やかな紅葉が見られることで有名です。

特に11月には、境内が赤や黄、紫の色彩で彩られ、深い緑の山々とのコントラストが絵画のような景観を創り出します。

夜間には特別ライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができ、多くの人々で賑わうそうです。