こんにちは、皆さん。今日(4月25日)は小雨が降り始めた朝、今年も伊勢神楽がやって来ました。
伊勢神楽とは、獅子舞と呼ばれる伝統的な神事の一種ですが、獅子頭をかぶった人が太鼓や笛の音に合わせて踊ります。
元来、獅子は邪気を払って福をもたらすと信じられています。私も、一年間の無病息災を祈り、玄関で獅子頭に頭を噛んでもらいました。

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玄関先での獅子舞が始まりました。
献上する御祈祷料の額によって、舞ってくれる内容や長さが異なります。
笛や太鼓で軽やかに、また厳かに奏でる独特の旋律は、子供の頃から心に刻まれてきたものです。
それは懐かしさと共に、何故か私たちの心を沸き立たせてくれます。


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先ずは、玄関前のお祓いをして御祈祷の獅子舞は始まります。

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よく似た画像となりますが、獅子頭の動きや表情をご覧いただければ幸いです。

以降は、iPhoneで撮った動画から抜き取った画像となります。

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右へ行ったり

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左へ行ったり

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正面に戻ったり

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ありがとうございました

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それではまた来年もよろしくお願いします。

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獅子の舞が終わって神札(おふだ)を頂きます。

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獅子頭を外した演者は意外に小柄な方でした。
『お元気で良い一年をお過ごしください』
そんな言葉を残して次の家へ・・・

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頂いた神札(おふだ)3種類

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伊勢神楽
この辺りに来るのは『加藤菊太夫』という社中です。
子供の頃の獅子舞と言えば、その日に合わせて露天商が並ぶ一大行事で、古郷では山本源太夫社中によるものでした。

親からもらった小遣いの5円を握りしめて、舞が行われるメインの場所で見物を楽しんだものです。それは曲芸とも言えるほどの多種多彩な獅子舞であった事を思い出しました。

戦後の貧しさの中、楽しむものなど何もない時代でしたが、今と比べると人々の心は豊かで人情深いものであった気がします。

私は戦後の貧しい時代に育ちましたが、それでも幸せな子ども時代を過ごしました。
その頃は、今では考えられないようなことが当たり前の時代だったように思います。

例えば、近所の大人たちはみんな私たち子どものことを気にかけてくれて、おやつやおもちゃを分けてくれたり、年長者は年下の者を遊びに誘ってくれたりもしました。
自分の親以外にもたくさんのお父さんやお母さんがいるような気がしています。

今は人々が心を閉ざしてしまっているように感じますが、あの頃は人と人とのつながりが深くて温かかったと記憶しています。

大人は、他人の子も、自分の子も同じように褒め、悪さをすれば叱りながら慈しんでくれました。
獅子舞の来る日は、そんな楽しい思い出のひとつでもあります。

【豆知識】
【家元・社家】現在、山本源太夫・森本忠太夫・山本勘太夫・加藤菊太夫・石川源太夫の五の家元(社家)が活動されています。最盛期には十二の家元が全国を回ったそうです。

【歴史】本拠地(発祥地)は三重県桑名市太夫にある『増田神社』で、伊勢大神楽の起源には諸説がありますが、450年~600年の歴史を持つと云われています。